壱岐島の北端、勝本浦にある壱岐島初のクラフトビールのプロジェクト。創業130年以上の老舗酒造「原田酒造」の歴史ある酒蔵をリノベーションし醸造室とタップルームを計画した。
タップルームのモルタル壁と床はオリーブイエローに塗装され、インテリアがそのまま通りに表出する。外観は既存の木製ガラス戸を始め最低限の改修に留めた。
新と旧、明と暗の混ざり合う空間はそのまま、このまちのこれまでとこれからを感じることができる場となる。勝本浦というまちの懐かしく新しい風景をここから作っていけたらという思いを込めて。